火災保険について説明するファイナンシャルプランナーの和田正男さん(右)。内容を十分理解したうえで加入する=東京都品川区の「保険クリニック大崎ニューシティ店」(竹岡伸晃撮影)【拡大】
台風や竜巻、豪雨、雹(ひょう)などの自然災害で毎年、大きな被害が出ている。これらの災害に対して金銭的に備えるのが火災保険だ。火災だけでなく、自然災害による被害も補償される。
幅広いリスクに対応
「マイホーム購入などの際に損保代理店に勧められるまま火災保険に加入し、内容を十分把握しないまま契約を更新している人が少なくない」。こう話すのは、保険ショップ「保険クリニック大崎ニューシティ店」(東京都品川区)のファイナンシャルプランナー、和田正男さん。保険クリニックでは火災保険の加入や見直しについてもアドバイスしている。
契約内容にもよるが、火災保険は、(1)火災(2)落雷(3)破裂・爆発(4)風災・雹災・雪災(5)水災(6)物体の落下・飛来・衝突(7)給排水設備からの水漏れ(8)盗難(9)破損・汚損-などの幅広いリスクに対応している。火災では、自宅からの出火▽隣家が火元になった場合の自宅の延焼▽消火活動による水ぬれの被害-も保険金支払いの対象となる。