「甚五郎」の2代目、松村憲利(のりかず)さんは、「香り豊かな新そばは、麺だけで食べるのはもったいない」と、家庭での楽しみ方を提案する。
産地直売所や道の駅などで、地元産のそば粉を見付けたら、日々の料理作りに取り入れてみてはいかがだろう。加える水の量によって、さまざまなメニューに変身する(レシピ)。
定番の「そばがき」は、水から火にかけて練るとダマになりにくく、滑らかに仕上がる。そのまましょうゆを付けて食べるもよし、白玉の代わりにおしるこに入れるもよし。
イチ押しは、「天ぷら」や「鶏の空揚げ」の衣だ。揚げたてを口に入れると、ソバのこうばしい香りが広がる。油切れが良いので、食感がサクッと軽くなる。
「クレープ」にすると、ソバの香りと風味に加え、もっちりとした食感も楽しめる。
「そばは、粉でも麺でも『そば』と呼ぶので、麺以外には発想が膨らみにくい。でも、一素材として見て、いろいろな料理に使うと、新しいおいしさが発見できますよ」