加えて重要なのが水分補給だと十河副部長は強調する。嘔吐すると何も口に入れたくなくなるため、飲み物も取らなくなりがち。嘔吐を繰り返す間は何も飲ませない方がいいが、その後も水分を取らないと、体からは水分が出ていく一方。「ナトリウムやカリウムも失われ、誰もが脱水症状になりうる」
高齢者の場合は、一般的に体内の水分が足りないため、脱水になりやすい。また、子供はもともと水分を十分に持っているが、大人より代謝が活発なため、簡単に脱水になってしまうのだという。
さまざまなサイン
脱水状態になると、体にさまざまなサインが表れる。
尿の量が減るほか、口の中が渇いてネバネバする▽汗をかかなくなる▽手足が冷たくなる▽泣いても涙が出ない-などいずれも脱水の兆候だ。
脱水が進むと、爪の先を押してもすぐに色が戻らなくなるほか、心臓が全身に血液をめぐらせようとするため、脈や呼吸が速くなる。重症化すると「意識が混濁したり、けいれんが始まったりして点滴が必要になる」というから危険だ。