「潮干狩り場」は復活するか 「日本一のアサリ」信じて海を耕す漁師たち (3/6ページ)

2015.6.13 17:13

干潟の砂の中から見つかったアサリの天敵・ツメタガイ

干潟の砂の中から見つかったアサリの天敵・ツメタガイ【拡大】

  • 片男波干潟に設置された食害防止用のネット(中央)=5月20日、和歌山市
  • 潮干狩りを楽しむ家族連れなどでにぎわった、かつての片男波干潟=平成17年(和歌山市提供)

 終了1週間半前に自主規制解除

 一方、大阪湾では貝毒の影響に悩まされている。貝毒は、アサリが有毒プランクトンを食べることによって生じ、そのアサリを食べると食中毒症状を引き起こすこともある。規制値を超えると、都道府県が出荷や採取の自主規制を呼びかける。

 大阪の代表的な潮干狩り場で知られる「二色の浜」(大阪府貝塚市)では、18年度に貝毒が検出されると、前年度の約4万3千人から約5300人にまで落ち込んだ。以来、自主規制期間中に採集されたアサリは出入り口で担当者が全て回収し、九州など別の地域で採れた安全なアサリと交換するようになった。こうした対策を講じた結果、昨年度は2万3791人が訪れたという。

 今年も3月に貝毒が検出され、自主規制が解除されたのは5月27日。潮干狩り期間が終了(6月7日)するわずか1週間半前のことだった。二色の浜観光協会の担当者は「貝毒がないのでが一番良いのですが…。初めの頃は文句を言う人もいましたが、今は納得してもらっています」と話した。

農林水産省によると、全国のアサリの漁獲量は年々減少している

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