「潮干狩り場」は復活するか 「日本一のアサリ」信じて海を耕す漁師たち (5/6ページ)

2015.6.13 17:13

干潟の砂の中から見つかったアサリの天敵・ツメタガイ

干潟の砂の中から見つかったアサリの天敵・ツメタガイ【拡大】

  • 片男波干潟に設置された食害防止用のネット(中央)=5月20日、和歌山市
  • 潮干狩りを楽しむ家族連れなどでにぎわった、かつての片男波干潟=平成17年(和歌山市提供)

 愛知県では北西の季節風が吹きつける知多半島西側で中止が相次ぎ、同県美浜町では8カ所中7カ所が中止に追い込まれた。同町商工観光課の担当者は「こんなことは初めて」と声を落とす。

 この担当者によると、伊勢湾側では例年8月末まで潮干狩りが楽しめたが、昨年は成育状態が悪く6月末で打ち切ったという。今年は開催することもできず、「来年以降も厳しい」と頭を抱える。

 防御ネット内は順調に成長しているが…

 5月20日、片男波干潟を訪れてみると、地元の漁師ら約10人が長靴姿で水底に目をこらしていた。指で砂を数センチ掘ると、アサリの天敵・ツメタガイや、その卵で茶碗(ちゃわん)をかぶせたような形の「砂茶碗」が見つかり、次々にバケツに放り込む。「卵が多い…。親はどれだけいるんや」と漁師たちの間からため息が漏れる。

 一方、アサリの稚貝を守る防御ネット内の砂を掘り返すと、4センチ近くに成長したアサリが転がり出た。横田さんは「ネットの中のアサリはきちんと成長しているが、外には一つもない」と厳しい現状を打ち明ける。

「自然が豊かで、アサリだけでなくハマグリも育つ」

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