「潮干狩り場」は復活するか 「日本一のアサリ」信じて海を耕す漁師たち (4/6ページ)

2015.6.13 17:13

干潟の砂の中から見つかったアサリの天敵・ツメタガイ

干潟の砂の中から見つかったアサリの天敵・ツメタガイ【拡大】

  • 片男波干潟に設置された食害防止用のネット(中央)=5月20日、和歌山市
  • 潮干狩りを楽しむ家族連れなどでにぎわった、かつての片男波干潟=平成17年(和歌山市提供)

 専門家「海がきれいになりすぎた」

 農林水産省によると、全国のアサリの漁獲量は年々減少している。潮干狩り用を除くと、昭和58年の16万424トンをピークに下がり続け、平成元年には約半減の8万732トン。25年には2万3049トンにまで落ち込んでいる。

 瀬戸内海区水産研究所の浜口昌巳・主幹研究員はアサリが減っている原因について「海がきれいになりすぎた」と指摘する。「浄水場などが各地で整備され、川から栄養が入らなくなったことによる海洋環境の変化や地球温暖化が影響しているとみられる。アサリの食べる植物プランクトンが減り、繁殖力も落ちて、食害をはね返すことができないのでは…」と説明する。

 和歌山県と同様に食害被害に苦しむ愛知県では今年、32の潮干狩り場のうち13カ所が中止になった。県の担当者は「例年、中止になるのは1、2カ所あるかどうかだが、今年は多い。食害に加え、冬の悪天候で海が荒れて稚貝が流されたり死んだりした」と話す。

愛知県では北西の季節風が吹きつける知多半島西側で…

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