現場では、思わぬ事態に遭遇するケースも。別の東京都内の自治体は、短期利用者の家族から、こんな問い合わせを受けた。「おばあちゃんは家族に不信感があり、通帳を肌身離さず身につけている。風呂に入ったすきに取り上げてコピーすべきかどうか」
担当者は「まじめにやればやるほど大変で、他の市区町村と、どこまでやるのかと探り合いをしているのが現状」とこぼす。ただ、制度の趣旨には賛同する声が目立つ。「制度改正は、資産があるのに軽減も受けるのは公平性に欠けると導入された。介護保険を公平に使いましょう、と丁寧に伝えていきたい」