協会に登録している京都の観光バス会社は市内に専用の車庫を所有しており、観光客を待つ間、路上駐車をせず、いったん車庫に戻ることができる。
一方、全国各地から京都にやってくる他府県の観光バスの場合、適当な駐車場がなければ、観光客を待つ間、市内を走って時間をつぶすしかない。
協会の担当者は「他府県のバスが駐車場が足りずに一番困っているようだ」と話した。
「これから紅葉のシーズンを迎えるので、事故が起きないか心配」。知恩院の職員は不安な表情で語り、行政側に対策の強化を訴えた。
「観光バスの路上駐車は知恩院だけではなく、京都全体の問題。観光客をどんどん誘致することもいいが、駐車場をきちんと整備して受け入れ態勢を整えることも大切だ」