青葉アーバンクリニックは条件をほぼ満たすが、施設患者の割合が高いため、訪問診療専門でやろうとすれば報酬が減るという。長瀬健彦院長は「規制強化といえるほど厳しい条件。クリアできる所は少ないのではないか」と話す。
「本来は、患者の状態に合わせて外来から在宅医療まで手掛ける診療所が理想」と話すのは、全国在宅療養支援診療所連絡会の新田国夫会長。だが、患者に身近なかかりつけの診療所であっても、スタッフが手薄でケアに手が回らないこともある。補完する形で24時間態勢の訪問専門診療所が連携すれば、患者のメリットになり得ると指摘する。