「アイドルの握手券付きのCDや発泡酒、日本酒の一升瓶や栄養ドリンクが多いですね。ほかにも、資源ゴミじゃなく、燃えるゴミの日に少年マンガ誌が大量に出てくることもよくあります。タバコもそうですけど、どれも小さく依存するものなんです。貧乏な人っていうのは、小さな依存が大きな消費になってしまっているんだろうなって。ほかにも、有名なサブカルの施設が近くにある地域では、アダルトゲームのパッケージが捨てられているのもよく見ますね(笑)」
ゴミ清掃員として働くことで、さまざまな発見があったという滝沢さん。よくわからないゴミと遭遇して困惑した経験もあるのだとか。
「ある時、高級住宅街で30リットルのゴミ袋いっぱいに“えのきバター”の食べ残しが捨てられていたんです。周りには飲食店もなくて、『こいつら、こんな大量のえのきバターで何してんだ!?』ってなりました。ゴミの出し方はきちんとしているけど、果たして一体何をやっているんだって。イガグリが捨てられていたこともあった。イガグリのイガをむいて食べようとはなかなか思わないですよ。土地や畑を持っているんでしょうね」
ゴミが映し出す地域と世相
ここまで滝沢さんにゴミと地域の関連性を聞いてきたが、ゴミから世相もうかがえるようだ。