≪土嚢・食料…備え急ぐ伊豆大島住民≫
「限られた時間の中で、できることはやった」。土嚢(どのう)の積み上げ、買い出し、避難所での布団の敷き詰め…。土石流被害を受けた伊豆大島(東京都大島町)では10月24日、台風27号の接近に備え、住民らが着々と準備を進めた。
約1時間半かけて店舗周辺に土嚢を積んだ元町3丁目の文具店。(10月)19日の避難勧告の際は土嚢を準備しなかったが、周辺の被害を目の当たりにし、危機感は強い。従業員の柳瀬由紀子さん(63)は「水が入らなければいいが、万一に備えて低い場所にあった商品は2階に移した」と話した。
ボランティアが土嚢を約600袋作り、元町2、3丁目の民家を中心に積んでいった。参加した男性(40)は「地図を見ながら、水を海へと流せるラインを作るように積んだ。台風前になんとか終わらせることができた」と、雨にぬれた顔を拭った。