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【軍事情勢】戦車はトラクターと呼べても特車にあらず (1/5ページ)

2013.11.10 00:20

 随分以前、陸上自衛隊OBから聴いた話は面白かった。朝鮮戦争(1950~53年休戦)が勃発し、アジア情勢激変に伴い警察予備隊が50(昭和25)年に発足(52年に保安隊、54年に自衛隊に改編)。54年の日米相互防衛援助(MSA)協定署名・批准で、M4A3E8中戦車が米陸軍より供与された。日本自らが国防責任を果たすよう義務付けられたためだ。ただし、米国人との体格差がかなり大きい時代のこと。クラッチペダルの踏み込む奥行きが深く、隊員の多くは、ペダルに足が最後まで付いていかない。そこで、厚い木切れや文字通り下駄を履かせ、それを針金でグルグル回きにして装着した、という。踏み込んだ後、ペダルの戻る反動があまりに強く、弾かれる小柄な隊員もいたそうだ。日本人の体格や安全保障情勢・地形に合わせ開発された、世界トップ級の実力を誇る陸自の国産主力(第3.5世代)戦車10(ひとまる)式が現出した今、失礼ながら冗談にさえ聞こえる。

 「テケ車」に似たM24

 10式に限らず、航空自衛隊の次期戦術輸送機XC-2や海上自衛隊の固定翼哨戒機P-1など、日本ブランドの相次ぐ開発は自衛隊や防衛産業がひたむきに積み上げてきた努力と英知の結晶で、頭が下がる。

当然ながらM24戦車も老朽化

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