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地域住民と作る「はじまりの美術館」 2014年6月開館予定、さまざまなアイデア (1/4ページ)

2013.11.15 17:00

11月4日に開かれた「はじまりの美術館」の開館に向けた寄り合い。多くの地域住民が参加し、活溌に意見やアイデアが出された=福島県猪苗代町(日本財団撮影)

11月4日に開かれた「はじまりの美術館」の開館に向けた寄り合い。多くの地域住民が参加し、活溌に意見やアイデアが出された=福島県猪苗代町(日本財団撮影)【拡大】

  • 福島県郡山市

 【ソーシャル・イノベーションの現場から】

 福島県猪苗代町に、2014年6月に開館する予定の「はじまりの美術館」は、地域に親しまれる美術館を目指して現在準備を進めている。地域の人が気兼ねなく訪れ、みんなで活用でき、そこに行くと「何かが始まりそう」と期待させられる場所になるよう、地域住民と一緒に構想が練られている。

 はじまりの美術館は、福島県郡山市を拠点とする社会福祉法人「安積愛育園」が、障害者らの作品「アール・ブリュット」を中心とした地域に開かれた小さな美術館として計画した。安積愛育園は、豊かな表現力を持つ知的障害者らが描いた絵画などの魅力を伝えようと、展覧会やグッズ販売を通じて社会に発信してきた。

 2010年にメンバーの伊藤峰尾さん(49)の作品が、パリで開催された「アール・ブリュット・ジャポネ」展に出展され、それをきっかけに美術館開設の機運が高まった。

積極的な参加者たち

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