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【震災1000日】「来てもらうことが復興につながる」 三陸鉄道・新人運転士、小松翔さん (2/5ページ)

2013.12.4 09:00

  • 三陸鉄道北リアス線、南リアス線=2013年12月3日現在、岩手県

 「訪れてくれた人にはありのままの姿を見てもらいたい。多くの人が足を運んでくれることが、被災地の復興につながる」

 がれき撤去が初仕事

 入社は震災が起きたばかりの2011年4月。三陸鉄道では12年ぶりの新卒採用だった。だが、津波で駅舎や鉄橋が流され、すぐに運行が再開できたのは全線(107.6キロ)の3分の1にあたる36.2キロだけ。「本当に就職できるのか」。震災から入社までは不安な日々を過ごした。

 先行きも見通せないような状況で、被災した企業から内定を取り消される同級生もいた。それでも予定通り採用された。「復興を担う若い世代に期待する」。望月正彦社長(61)の決断だ。入社後は、がれきの撤去から始動し、そこで鉄道の力に触れた。

 再開を待ちわびる沿線住民らが、自発的に駅や線路の清掃などを買って出てくれた。翌年4月1日の北リアス線田野畑-陸中野田間の運行再開では、駅を住民が埋め尽くし、大漁旗で列車を見送ってくれた。

2分停車で記念撮影

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