東北新幹線は、仙台駅など5駅が被害を受けたほか1000所を超える電柱や橋などが損傷したが、被災1カ月余りが経過した2011年4月29日に全線で運行を再開した。東北線や奥羽線などの在来主要線も4月21日までに運行を再開した。
しかし、沿岸部の路線は大きな被害を受け、山田線(宮古-釜石)などでは鉄道で復旧させるかも含め検討が続く。運行再開のめどがたたず、気仙沼線(気仙沼-柳津(やないづ))など、BRT(バス高速輸送システム)で仮復旧の本格運行を開始する路線も出ている。
三陸鉄道は北リアス線、南リアス線ともに被災し、順次、復旧工事を進めた。今年4月3日には南リアス線(盛(さかり)-吉浜)で運行を再開、来年4月には全線で運行を再開できる見通し。(SANKEI EXPRESS)