現状では、資金力があり、田中の必要度も高いヤンキースが最有力とみられるが、贅沢税の問題が障害になっている。ヤンキースは来年、メジャー枠40人の年俸総額を、贅沢税を払わなくても済む1億8900万ドル(約198億円)の規定額内に収めることを目標にしているためだ。田中と契約すれば、複数の大物選手を放出しない限り、規定額を上回るとみられている。
2003年からスタートした贅沢税は、戦力の均衡化が目的とされ、今季、規定額を超えたのは2億4300万ドル(約255億円)のドジャース、2億3400万ドル(約246億円)のヤンキースだけ。ヤンキースは大リーグで唯一、11年連続で規定額を超過。税率は連続するほど毎年引き上げられる仕組みとなっており、今季は超過分に課せられる税率が50%に上昇した。ただ、税率は1度でも規定額内に収めることができれば、再び最小の17.5%まで下がることになっている。
ヤンキースのハル・スタインブレナー・オーナー(44)は、「規定額はあくまで目標であり、至上命令ではない」と話しているが、贅沢税が悩ましい問題であることは間違いない。(SANKEI EXPRESS)