首相の靖国神社参拝については「評価する」(38.1%)と答えた人の74.0%が「戦争の犠牲者に哀悼の意を示した」ことを理由に挙げた。「評価しない」とした理由は「外交的配慮に欠ける」が61.9%で最も多かった。ただ、評価を世代別にみると、30代は「評価する」が50.6%と半数を超え、「評価しない」の41.4%を10ポイント近く上回った。男性に限定すると「評価する」は64.3%に達した。20代も、評価する(43.2%)が評価しない(41.6%)を上回った。評価しないが多くなったのは40代以上だった。
集団的自衛権の行使容認派は20代男性(59.4%)と30代男性(59.5%)、40代男性(66.7%)など若い世代の男性に多い。こうした傾向は憲法改正も同じだ。全体では改正賛成が反対をやや上回ったにすぎないが、20~40代では改正賛成が大幅に上回った。中でも、30代男性が59.5%で、20代男性は51.6%。40代男性も59.8%が賛意を示した。