サイトマップ RSS

【日本列島まるかじり】秋田県 売り込み下手だけど…ハム、和牛も逸品です (2/5ページ)

2014.1.7 18:00

秋田のブナ林に残るひときわ太いブナの木。ブナは戦時中に燃料確保のため伐採が進められたが、地元の男性たちが森を守るために「母となる木」をところどころに残した

秋田のブナ林に残るひときわ太いブナの木。ブナは戦時中に燃料確保のため伐採が進められたが、地元の男性たちが森を守るために「母となる木」をところどころに残した【拡大】

  • 乳頭(にゅうとう)温泉郷の中でももっとも長い歴史を持つ秘湯「鶴の湯温泉」の露天風呂=秋田県仙北市
  • 現在も現役の職人として現場に立つ嶋田耕治さん。一つ一つていねいに確認し、ソーセージのつなぎ目をはさみで切っていく作業=2013年12月18日、秋田県大仙市(今泉有美子撮影)
  • 今が旬!_秋田のスーパーには、新鮮な地元産のハタハタが並ぶ
  • 嶋田ハムの人気商品。各種ソーセージやハムのほか、ハンバーグやレトルトカレーなども通販で購入可能
  • 独特のだしが出る山の芋を使った「山の芋鍋」は、乳頭(にゅうとう)温泉郷「鶴の湯温泉」でも楽しめる。立ち寄り湯で体を温めたあとに、山の芋鍋を楽しむのもよさそう(昼食は11時30分~13時、単品は700円、岩魚付きのセットは1700円)
  • 明治時代中期に建てられたレンガ造蔵座敷で知られる安藤醸造の本店。店内はひんやりと涼しく、安藤醸造の自慢の品が並んでいる=秋田県仙北市角館町
  • 休暇村乳頭(にゅうとう)温泉郷の大浴場。このほか、ブナ林が周りに広がる露天風呂もある=秋田県仙北市
  • 休暇村・乳頭温泉郷の周辺で楽しめるスノーシュー。問い合わせは休暇村の予約デスクまで=2013年12月19日、秋田県仙北市(今泉有美子撮影)
  • 休暇村・乳頭(にゅうとう)温泉郷の和室=秋田県仙北市
  • 国民休暇村のバイキングでも、秋田の郷土料理が楽しめる=秋田県仙北市
  • 秋田県仙北市(せんぼくし)の乳頭(にゅうとう)温泉郷

 嶋田ハムの特徴は、大きく2つ。一つは一つ一つのソーセージの張り具合などを確認するため、腸詰め作業をすべて手作業で行っていること。もう一つは、薫製する際に天然の薪を使って火を起こしている点だ。嶋田ハムでは秋田県産のナラの薪を使い、火加減を調整しながら約3時間薫煙する。寒い地域の樹木は長い冬の間に樹脂をため込むため、ソーセージの薫煙に適した薪になるそうだ。

 取締役の花沢直樹さんによれば、薪で薫煙するとソーセージの皮が硬くならず、最高の食感を生み出せるという。「こうした製法を守っている工場はドイツにもほとんど残っていないそうです」。また嶋田さんは、「良質な薪が採れる秋田で育んだハムの味を、これからも守り続けたい」と話していた。

 A5評価「三梨牛」

 続いては秋田県民の食文化を探るべく、“地産地消”を大切にする大曲発祥のスーパー「グランマート・タカヤナギ」を訪ねた。タカヤナギは、県南部を中心に17店舗を展開。店内の生鮮食品コーナーにずらりと並んでいたのは、秋田名産の魚、ハタハタだ。

 タカヤナギの地産地消バイヤー、佐々木浩さん(47)によると、ハタハタは秋田沿岸では11月下旬から12月上旬に水揚げされるため、生で並ぶのはこの時期だけ。「秋田では昔から、この時期に取れたハタハタを塩や味噌に漬けて冬の間のタンパク源として利用しました。ハタハタで作る魚醤の『しょっつる鍋』も有名ですが、私は塩焼きが“推し”です」

郷土の味守る老舗

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

実践で使える英会話を習得!業界最高峰の講師がサポートします。毎日話せて月5000円《まずは無料体験へ》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

サンスポ予想王TV

競馬などギャンブルの予想情報を一手にまとめたサイト。充実のレース情報で、勝利馬券をゲットしましょう!

ページ先頭へ