会見後報道陣に囲まれる、経団連の宮原耕治経営労働政策委員長(左端)=2014年1月15日、東京都千代田区大手町の経団連会館(寺河内美奈撮影)【拡大】
さらに、不良債権処理も進んだほか、法人税の納付も再開していることから「ベアを検討できる段階に入った」(大手行幹部)という。労組の要求は3月にも出そろう見通し。
一方、証券業界でも、若手社員の待遇を手厚くすることで士気を高めようと、賃上げに向けた動きが本格化している。
大和証券グループ本社の賃上げ対象となるのは、20~30代の社員が中心で、グループ全体で5000人前後。引き上げ幅は消費税の引き上げ幅(3%)を少し上回る程度の見込み。社員1人当たりの引き上げ額は月額で5000~1万円程度。
野村証券は20代の若手社員を中心とした「初級職」と「業務職」の計3800人と「一般事務補助」(身体障害者)の180人で、賃上げ額は月額2%程度。賃上げ総額は年間約3億円を見込んでいる。