【食を楽しむ】
病院の管理栄養士が入院患者のために考えた食事が注目を集めている。塩分控えめ、低カロリーなど健康に配慮するだけでなく、おいしく食べられる工夫をしているのが特徴。書店にはさまざまな病院のレシピ本が並ぶ。家族向けの料理教室や、患者用の献立を用意したレストランも人気だ。
がん患者向け料理教室
「サンマはきつね色になるまで。揚げ物が苦手ならかば焼きでもいいです」。昨年(2013年)10月、国立がん研究センター東病院の「がん患者・家族総合支援センター」(千葉県柏市)で開かれた料理教室。落合由美さんら管理栄養士2人と参加者が、この日の献立「変わり麦飯のさんま竜田揚丼」など5品を作った。
便秘の人が食物繊維をたっぷり取れるよう、麦飯には切り干し大根やレンコンをまぜた。下痢の人向けには、消化に良いニンジンや大根と鶏肉のささ身を使った汁物も紹介された。料理教室はがん患者や家族向けに2008年9月から始まり、毎月第2、第4木曜日に開いている。