農薬マラチオンが混入されたアクリフーズの群馬工場前には報道陣の姿も=2014年1月25日午後、群馬県邑楽(おうら)郡大泉町(三尾郁恵撮影)【拡大】
≪症状訴え2800人以上 自主回収は86%≫
アクリフーズ群馬工場の冷凍食品への農薬混入事件で、回収対象商品を食べて嘔吐などの症状を訴えている人は、厚生労働省のまとめで42道府県の2800人以上に上っている。親会社のマルハニチロホールディングスによると、自主回収の対象商品640万個のうち約86%の約550万個を回収したが、「すべて回収するまで消費者に呼びかけていきたい」としている。
厚労省によると、健康被害が疑われるとして各自治体が公表した事例は、1月24日午後5時時点で2351件、2843人。東京都や神奈川県など非公表の自治体を除く42道府県で確認された。
嘔吐や腹痛、下痢などの症状を訴えたもので、いずれも商品と症状の因果関係は不明だが、埼玉県では県内の女性2人が入院。滋賀県でも女児が一時入院した。ただ、食べ残しなどを検査し、結果が判明した971個から、農薬は検出されなかったという。
また、マルハが公表した1月21日時点での最新の自主回収状況によると、回収品の内訳は消費者からが約40万個で、流通在庫からが約510万個だった。消費者からの問い合わせは昨年(2013年)12月29日の問題公表から今月(1月)22日までで95万7000件以上あった。