ホムスへの人道支援ルート確保をめぐっては、政権側が国内調整が続いているとし、26日の決着は見送られた。ファイサル・メクダド外務副大臣は「認める用意はある」としている。
シリア内戦をめぐっては、日本を含む約40カ国による国際和平会議が米露主導により実現。(1月)22日にスイス西部モントルーで行われた閣僚級会合で、政権側と国民連合側代表の初対面が実現した。(SANKEI EXPRESS)
≪ブラヒミ氏 協議手探り、混乱回避に気遣い≫
アサド政権と反体制派統一組織「シリア国民連合」の直接協議では、双方が初めて交渉のテーブルについたとはいえ、緊張が続いている。仲介役のブラヒミ国連・アラブ連盟合同特別代表は細心の注意を払い、日々手探りで協議が継続するよう努めている。「協議を続けなければならないとの意識があり、全体的に満足している」。ブラヒミ氏は1月26日の協議後、双方の雰囲気について問われ、こう答えた。