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「北極の首都」目指すムルマンスク (2/4ページ)

2014.1.29 11:05

つかの間の薄明に照らされるムルマンスク港と市街。人口流出と経済低迷に悩んだ「極夜」の町は、海氷の減少によって一転、熱気が漂う港町に変身した=2013年12月9日、ロシア・ムルマンスク州ムルマンスク市(遠藤良介撮影)

つかの間の薄明に照らされるムルマンスク港と市街。人口流出と経済低迷に悩んだ「極夜」の町は、海氷の減少によって一転、熱気が漂う港町に変身した=2013年12月9日、ロシア・ムルマンスク州ムルマンスク市(遠藤良介撮影)【拡大】

  • ロシア・ムルマンスク州ムルマンスク市

 ムルマンスク州のアレクセイ・チュカビン第1副知事(54)は「私たちには北極開発の戦略拠点になるとの明確な目標がある。北極海大陸棚での石油・天然ガス開発に関心が高まり、近年はロシアの大企業や合弁企業が次々やってきた」と力を込める。海運や造船、資材供給など大陸棚開発に関連する産業の裾野は広く、採掘が本格化した場合には地元経済への恩恵は大きいとチュカビン氏は語る。

 ペチョラ海のプリラズロムノエ油田では昨年(2013年)末に産出が始まり、ヤマル半島での液化天然ガス(LNG)事業も2016年の操業開始が有望視されている。バレンツ海では、露国営石油のロスネフチがすでに外資と組んでの探査事業に動き出した。

 北極海航路の「西玄関」

 ロシア沿岸の北極海を通り、アジアと欧州を最短距離で結ぶ北極海航路(北東航路)にも、地元の期待は大きい。北極海航路を完全横断した船舶は10年の4隻から11年に34隻、12年に46隻、13年に71隻と増加。航路の「西の玄関」にあたるムルマンスクは、貨物の積み替え拠点港や、航行船舶を先導する原子力砕氷船の母港としての発展を狙っている。

ロシア軍も本格始動

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