がんばれ
今後、人の細胞でも同じ結果が出せれば、疾患研究や再生医療の魅力的な素材になり得る。笹井さんは「iPS細胞でできることが、STAP細胞でできない理由はない」と意気込む。ただ作製競争は「世界的にとてつもないものになる」と予想。ここ1~2年が勝負だが「私としては『がんばれ小保方』と思っている」と期待を込めた。
今回の論文は酸性溶液という細胞にとってのストレスによって“若返り”が起きたという内容だ。他に、毒や圧迫といったストレスでも生き残った細胞に変化が起きたといい、方法は一つとは限らない。
細胞の性質を変える手法をさらに洗練させれば、ストレスを薬として与え、傷んだ臓器を体内で修復するような方法につながるかもしれない。
小保方さんは「まだマウスの研究の段階」と性急な応用には懐疑的だ。一方で、がん研究など他分野への波及も期待する。「細胞へのストレスとがんの関連は、古くから議論されている。その解明が、がんの抑制技術に結びつくかもしれない」と夢を語った。