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低用量ピルと血栓症 大和田潔 (1/2ページ)

2014.2.3 12:20

 【青信号で今週も】

 低用量ピルのヤーズ(ドロスピレノンとエチニルエストラジオール=EE=合剤)による静脈血栓症の報道がありました。他のピル、たとえばマーベロン28はデソゲストレルとEEの合剤、アンジュ28はレボノルゲストレルとEEの合剤です。混ざっている薬剤をそれぞれ見てみると分かる通り、EEが共通です。それぞれの低用量ピルは、卵胞ホルモンであるEEと異なる黄体ホルモンの組み合わせです。

 黄体ホルモンの量が一定のものを1相性、3段階に変化するものを3相性低用量ピルと呼びます。EEは、単独でもプロセキソールという薬剤として用いられています。女性ホルモンは、男性ホルモンの働きを抑える作用があります。そこで、男性ホルモン依存の前立腺がんの治療に用いられます。

 いざというときに血液は、固まって血管の穴をふさごうとする性質を持っています。同時に、血液内には不要な血液の固まりを解かす仕組みも持っています。血管内で血液が固まらないのは、この「固まる」「解かす」のバランスが上手にコントロールされている結果です。女性ホルモンは、血液、血小板、血管のそれぞれに働き、血管内に血液の固まりである「血栓」を作りやすくする性質を持っています。血栓は、流れの滞りやすい静脈にできやすい傾向があります。

【お医者さんとよく相談】低用量ピル 飲み始めに静脈血栓はできやすい性質を持つ 

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