濃厚、滑らかな味わい
食材の組み合わせの妙では「フォアグラのポワレ 半熟卵のフリットとトリュフの香るじゃがいものピュレ」も同じ。甘いポルト酒を煮詰めて作ったソースがかかるフォアグラを、衣を付けて揚げたポーチドエッグ(落とし卵)の卵黄と混ぜていただくのだが、濃厚で気品があって滑らかな味わいにうっとり。添えられたキノコのマリネとの相性もばっちりだ。
一工夫ブイヤベース
そして「みんなでワイワイ楽しんでもらいたい」という白石氏のポリシーを具現化したのが「魚介たっぷりのブイヤベース」(要事前予約)だ。大きな鍋の蓋を開けるとムール貝、はまぐり、ホタテ貝、エビ、タラといった魚介類と、カブ、ブロッコリー、ニンジン、玉ねぎといった野菜類がぎっしり。
「フレンチの定番ですが、現地のようにスープは濃厚ではなく、日本の鍋料理の感覚で飲んでもらえるよう、魚介類のだしの濃厚さは変えず、軽めに仕上げた」(白石氏)だけあって、滋味深いスープも十分過ぎるほど楽しめる。