――4年後を目指すか
「もちろんです」
≪快挙に「やったー」≫
葛西の地元、北海道下川町の福祉施設では、町民ら約150人が大型スクリーンの前で声援を送った。41歳での快挙に、「やったー」と歓声が上がり、くす玉を割って喜びを爆発させた。
日の丸を?にペイントしたり小旗を振ったりしながら、「葛西、葛西」の掛け声で観戦。2回目でトップに立つと、椅子から立ち上がり、興奮は最高潮に。最後に飛んだポーランドの選手に抜かれ、一瞬ため息が漏れたが、すぐに偉業をたたえる大きな拍手が起きた。
中学卒業までジャンプを教えていた町職員の蓑谷省吾さん(56)は「うれしの一言。少年団の子供にもメダルを見せてあげて」と感無量の表情。幼なじみの道立高校教諭、小南和憲さん(41)は「ものすごいジャンプだった。まずはお疲れさまと言いたい」。安斎保町長(76)は「メダルに届けと見守った。子供たちにも勇気を与えてくれた」と感激していた。