ウクライナ・首都キエフ市街【拡大】
各地で占拠や襲撃
ウクライナの著名政治専門家、フェセンコ氏は「独立広場の勢力が全て民族主義者ではない」と断りつつ、「国が危機的な状況に陥ったことが過激民族主義者を勢いづけた。彼らは一連のデモに乗じて自らの支持拡大を狙っている」と現状を分析する。
支持基盤などの面では親欧米派と重なる過激民族主義勢力だが、親露派のヤヌコビッチ政権を「占領体制」と見なし、暴力も辞さずに政権打倒を目指している点は異なる。過激派は、西部のリビウなど各地でも行政庁舎の占拠や治安機関襲撃を行っている。
ヤヌコビッチ氏が大統領職にとどまれば武装闘争が続く可能性があり、親欧米派や民族派が政権に就けば東部の猛反発が避けられない-。
過激民族主義勢力の存在が、情勢正常化の行方に影を落とす要因であるのは間違いない。(モスクワ 遠藤良介/SANKEI EXPRESS (動画))