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JR川崎駅 京浜東北線回送電車が衝突脱線 人為的ミス?「間違って線路に作業車」 (2/4ページ)

2014.2.24 10:10

脱線・横転したJR京浜東北線回送電車。フロントガラスには救助用とみられる穴が開けられていた=2014年2月23日、神奈川県川崎市幸区のJR川崎駅付近(三尾郁恵撮影)

脱線・横転したJR京浜東北線回送電車。フロントガラスには救助用とみられる穴が開けられていた=2014年2月23日、神奈川県川崎市幸区のJR川崎駅付近(三尾郁恵撮影)【拡大】

  • 脱線事故のイメージ図=2014年2月23日午前1時10分ごろ、神奈川県川崎市幸区のJR川崎駅付近

 ≪人為的ミス?「間違って線路に作業車」≫

 京浜東北線の電車横転事故の原因は、安全確認を怠ったことによる人為的ミスの可能性が高まっている。JR東日本横浜支社によると、作業車の男性運転士が「間違って線路に載せた」と話していることが判明。川崎市内では記録的大雪となった2月15日未明にも、東急東横線で電車の追突事故が発生したばかり。「安全にもっと力を入れてほしい」。電車利用者からは鉄道事業者への注文が相次いだ。

 駅の改良工事中

 一夜明けた現場では、フロントガラスの全面にひびが入った先頭車両が線路脇に転がり、クレーン付きの作業車(重さ約9.5トン)に乗り上げた2両目も大きく斜めに傾いて無残な姿をさらしていた。

 横浜支社によると、JR川崎駅は改良工事中で、線路上に停車していた作業車は、最終電車が通過後に仮ホーム用の資材を運搬する予定だった。通常の手続きでは、作業開始前に現場の担当者が端末を操作して線路内への立ち入りを申請。その後、付近の信号機が赤となって作業区間の線路を閉鎖し、電車の通過を防ぐことになっていた。

横浜支社の土沢壇総務部長「原因究明と再発防止に努める」

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