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第3世代ガム 「再結晶化」で歯修復 江崎グリコ「POs-Ca(ポスカ)」 (2/5ページ)

2014.2.27 14:30

開発担当の田中智子さん(中央)。研究スタッフの3分の1を女性が占め、「リケジョ(理系女子)が頑張っています」と話す=2014年2月7日、大阪市西淀川区の江崎グリコ健康科学研究所(提供写真)

開発担当の田中智子さん(中央)。研究スタッフの3分の1を女性が占め、「リケジョ(理系女子)が頑張っています」と話す=2014年2月7日、大阪市西淀川区の江崎グリコ健康科学研究所(提供写真)【拡大】

  • 江崎グリコの「POs-Ca(ポスカ)」と「Pos-Ca_F(ポスカ・エフ)」(提供写真)
  • 江崎グリコ健康科学研究所の栗木隆所長=2014年2月7日(提供写真)

 「POs-Ca」には、カルシウムを唾液に溶けやすい形にした、ジャガイモのデンプンから生成した「リン酸化オリゴ糖カルシウム」を配合。唾液と一緒になると、カルシウムを増やすことで、カルシウムとリンのバランスがエナメル質の成分比に近くなり、効率よく歯の表面に届いて修復できる。

 しかし、「再石灰化の働きは歯の表面のミネラル濃度が上昇することで簡単に確認できても、本来のエナメル質と同様の高い硬度を持った緻密な結晶構造まで取り戻す『再結晶化』が起きているかは測定できない」。マイクロ(100万分の1)メートル単位という極めて微細な結晶の量と質の変化を解析するには電子顕微鏡でも対応できなかったからだ。

 業界初「SPring-8」活用

 そこで田中さんが目をつけたのは、特殊な光を当てて原子レベルで物質の構造を調べる大型放射光施設「SPring-8」(兵庫県佐用町)。「これまで測定できなかったものが測定できるはず」と考え、歯の結晶を再生する働きを解明するのに使わせてもらうことにした。学術利用や、電子産業などハイテク技術分野の利用が中心だった「SPring-8」を食品業界の研究開発に生かす最初の試みとなった。

再石灰化に加えて“再結晶化”という新しい効果

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