緑茶成分のフッ素配合
ところが、このフッ素には難点があった。フッ素は反応性が非常に高いため、カルシウムと反応して沈殿してしまうことから、両方を効果的に歯の表面にすみやかに浸透させることは難しいとされていた。
研究陣は、緑茶に含まれている天然成分中のフッ素を使い、リン酸化オリゴ糖カルシウムとともにガムに配合することにした。すると「カルシウムとフッ素の沈殿形成を起こさず、どちらのミネラルも唾液に溶けて歯の表面まで効率よく届く」という特性が新たに判明した。そこで、カルシウムとフッ素を両方含んだ日本初のガム「POs-Ca F(ポスカ・エフ)」として商品化し、12年10月から歯科医院を通じて販売を始めた。