ウクライナ海軍、ロシア海軍黒海艦隊(司令部ウクライナ・クリミア自治共和国と特別市セバストポリ)。※「ミリタリー・バランス」2014年版などから。※2014年3月18日、ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は首都モスクワのクレムリン(大統領府)での演説で、ウクライナ南部クリミア自治共和国と特別市セバストポリのロシア連邦への併合を宣言した。【拡大】
ウクライナの混迷が長びくほどロシア経済はむしばまれるとみる市場関係者は多い。ケリー米国務長官は「こんな行動を起こす国とのビジネスを米企業は考え直すだろう」と語り、資本逃避が今後加速すると警告する。米政府高官は、ロシア経済の打撃はウクライナ介入に伴う「代償」だとして「一部はわれわれが科す制裁だが、(市場の反応など)一部はロシアが自ら招いたものだ」と指摘した。
過去最安を更新
ロシアを除く主要国(G8)は2日、ロシア南部ソチで6月に開かれる首脳会議の準備会合参加を当面見送ると発表、首脳会議ボイコットの可能性を示した。米政府は3日、ロシアとの軍事交流や貿易・投資に関する協議の中止を表明した。
経済制裁を本格化させる場合、ロシアと経済的につながりの強い欧州各国が足並みをそろえて協力できるか予断を許さないが、既に市場の動揺でロシア経済にはマイナスの効果が出ている。
ロイター通信によると、ルーブルは3日の外国為替市場で一時1ドル=36.6750ルーブルまで下落、過去最安値を更新した。株式市場でもロシア取引システム(RTS)株価指数が急落した。