ウエットスーツの余った生地や、アーミーブーツの靴底まで。廃材を保管する倉庫は「宝の山」=2014年2月7日、千葉県木更津市(瀧誠四郎撮影)【拡大】
青山 僕が筒井さんを知ったのは、実は社会起業家のススメみたいな本(※10)が最初だったんです。当時、28か29。同い年なのに、本に載ってる。やられた感がすごかった(笑)。大学のときから単身木更津に行って、NPO支援して。この人すげえなって。施設を立ち上げるときも、自分でかなりの額を借金して、リスクを背負っていらっしゃる。僕らはマンションを買うかどうかで迷っているところに、作業所を作るためにそれだけの金額を捻出している。そういう気持ちで仕事をしてる人だから、覚悟を決めてお願いしないといけないなと思いましたね。
「いい気持ち」広げよう
天童 お二人とも、ベタな言い方だけれど人が好きなのかな。廃材をくれる人だったり、利用者だったり、その家族だったり。善なる思いを引き出して、回転させている。善意を環流させている。
青山 ありますね、それは。どの現場も行ったら楽しい。廃材をくれる人にもいろいろな思いがある。捨てたくないとか、NEWSEDの商品に自分たちの素材をのせたいとか。しょっちゅう電話くれたりとか、業者さんを紹介してくれたりとか。
天童 多くの人が、もうけではなくて、いい気持ちを広げようとしてくれている。