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【逍遥の児】戦国武者の合戦「首取り」 (1/2ページ)

2014.3.11 11:35

 赤い基調のポスター。異彩を放つ。甲冑(かっちゅう)を身につけた武者の群れ。馬にまたがる。槍(やり)と刀。戦う。ものすごい形相。作品名「首取り」。

 実物を見たい。「村松秀太郎展」(3月16日まで)が開かれている市川市芳澤ガーデンギャラリー(千葉県市川市真間)に電話した。知り合いの学芸員、田所久仁子さんに取材を申し込んだ。彼女はそっといった。「いま、村松先生ご本人がギャラリーにいらっしゃいますよ」

 どんな画家だろう。会いたい。即、京成電車に乗った。市川真間駅で下車。急ぎ足でギャラリーに向かう。会場に赤いセーターを着た画家がいた。村松秀太郎さんだ。早速、話をうかがった。

 ──首取り。強烈な作品ですね。

 「同じ一族の作家、村松友視(ともみ)と会って、先祖と戦国時代について熱く語り合ったことがある。その晩、生々しい合戦の夢を見た。ひらめいた」

 武田勢と上杉勢が激突した川中島の合戦。夢の情景を題材に、約2年かけて仕上げたそうだ。

 もうひとつの大作「千手観音」もすごい。村松さんは2000年、大阪芸術大学教授に就任した。大阪、奈良の古寺を巡った。藤井寺市に建つ葛井(ふじい)寺。千手観音像(国宝)を拝観して感動した。美しい。イメージをふくらませ、作品にした。

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