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格差映す 中国最大の「覚醒剤村」 広東省博社村ルポ (3/4ページ)

2014.3.13 10:25

博社村では警察官が巡回する光景をしばしば見かけた。路地には覚醒剤撲滅の横断幕を隠すように、地元雑貨店の広告が掲げられていた=2014年2月4日、中国・広東省汕尾市(矢板明夫撮影)

博社村では警察官が巡回する光景をしばしば見かけた。路地には覚醒剤撲滅の横断幕を隠すように、地元雑貨店の広告が掲げられていた=2014年2月4日、中国・広東省汕尾市(矢板明夫撮影)【拡大】

  • 博社村の入り口付近、当局がつくた「毒品(覚醒剤)から遠く離れて、命を大切に」との看板がある=2014年2月4日、中国・広東省汕尾市(矢板明夫撮影)
  • 中国・広東省汕尾(せんび)市博社村

 村民が心配するのは逮捕者の処分だ。法律を厳格に適用すれば全員が「死刑」。村内の2割の世帯が覚醒剤の製造や販売に関与したとも伝えられ、逮捕者がさらに増える可能性もある。

 経済特区の谷間

 博社村が属する汕尾市は、1980年代に経済改革の花形となった深●(土へんに川、しんせん)、スワトーという経済特区の中間にある。両経済特区のいわば谷間となって、博社村を含む汕尾市一帯は繁栄から取り残されてしまった。

 皮肉なことに、市場経済が活性化し、香港などとの往来が増えると、急速に「需要」を増したのが麻薬や覚醒剤だった。同じ密造なら、村内で精製作業や販売を分業した方が効率が上がる。村の幹部を巻き込んで覚醒剤製造が始まったのは、こうした地域格差と、ゆがんだ経済原則が原因だと指摘されている。

 だが、薬物犯罪が許されるはずもない。広東省の警察当局者によれば、博社村の覚醒剤は、香港や台湾のほか、日本にも流れていた。昨年(2013年)12月、広州の空港で拘束された日本人男性が所持したとされる覚醒剤も、「汕尾周辺で製造された可能性が高い」(地元幹部)という。

推測だが… 村外への“上納金”もあったはず

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