中国は従来、危機に陥った金融商品に当局が手を回して救済してきたが、救済に甘えてきた投資家の資金が逆に「影の銀行」を肥大化させたとの反省がある。金融商品デフォルト容認は中長期的には市場健全化に結びつくとみて、全人代開幕中の(3月)7日に、中国初の社債デフォルトを認めていた。
市場「過剰反応」も
だが、世界を牽引する世界2位の経済大国、中国でデフォルトと成長減速が同時に多発すると面倒だ。
李氏は会見で、成長率目標の7.5%について「少し高くても低くても許容する」と述べた。むしろ、1000万人以上の新規雇用や環境保護対策を重視する。過去10年以上にわたり、実際の成長率が政府目標を下回ったことはないが、今年は7.5%に達しない可能性が高いことを示唆した。インフレ防止も含め、「バランスのとれた経済政策は難度が高い」とも述べた。