海面は、今世紀半ばに41~44センチ、今世紀末には60~63センチ上昇する。これに伴って、日本の砂浜の83~85%が消失する。降水量は、今世紀末には9~16%増えて年間1805~1934ミリになると予測。河川流量は1.1~1.2倍になる。
報告書は、温室効果ガスの大気中濃度を3種類想定して4つのコンピューターモデルで気候を予測。現状の排出ペースが続いた場合に相当する、最も濃度が高い最悪ケースで、日本の年平均気温は、20世紀末に比べて今世紀半ばに1.0~2.9度、今世紀末には3.5~6.4度上昇するとした。(SANKEI EXPRESS)