僕としては自らの高い意志と高いモチベーションを持って充実した競技生活を終えることができれば、どんな結果でも何を言われようとスッキリ現役を辞められる。今季はそれが中途半端になってしまったから、このままで終わりたくないという気持ちも残っている。かといって、現役続行とも簡単には言えない。続行するには全てを一新する覚悟が必要。どの道に進むにしても今よりもっと厳しくなると思うから、今後のことはリセットして自分のペースで焦らず考えていきたい。(構成:フリーライター かしわぎ なおこ/SANKEI EXPRESS)
■たかはし・だいすけ 1986年3月16日、岡山県倉敷市生まれ。A型。関西大学大学院所属。2002年世界ジュニア選手権優勝(日本人男子初)。06年トリノオリンピック8位、10年バンクーバーオリンピック銅メダル。10年世界選手権優勝(日本人男子初)、07、12年世界選手権2位、12年GPファイナル優勝(日本人男子初)。05~07年と09、11年全日本選手権優勝、08、11年四大陸選手権優勝、06、07、10、11年NHK杯優勝。08~09シーズンは負傷により全試合欠場。今季はGPシリーズアメリカ大会4位、NHK杯優勝、GPファイナルは負傷で欠場。全日本5位。ソチオリンピック6位。www.kansai-u.ac.jp/sports/message/takahashi/