ウィリアム・シェークスピア(1564~1616年)作品集の初版本である「ファースト・フォリオ」について取材に応じてくれた住本規子教授(人文学部、中央)=2014(平成26)年3月11日、東京都日野市(明星大学_有志学生記者撮影)【拡大】
人気の秘密は…
驚きなのは、英語の変遷が分かるだけではない。住本教授によると、「ファーストからセカンド、サード、フォースと出版を重ねるうちに、印刷の間違いなどで本文が変わってしまうこともあった」というのだ。ファーストはシェークスピアのオリジナルに近いものだと重宝されているが、「シェークスピアの死後に出版され、現在のように出版に当たり著者が厳密にチェックしたわけではないので、これが本当にシェークスピアが書いた通りなのか誰にも分からない」と、住本教授は教えてくれた。
まさに謎ばかり。謎こそがシェークスピアの人気の秘密なのかもしれない。(今週のリポーター:明星大学 有志学生記者/SANKEI EXPRESS)