《強気の大手 7割超が「影響ない」》
主要企業アンケートでは、4月の消費税増税による自社の業績への影響について、「まったくない」と「軽微」を合わせて7割超となるなど、自信を深める大手企業の姿が浮き彫りとなった。「過去の消費税増税などの際も、業績への影響は限定的だった」(電鉄)というのが楽観論の背景にあるようだ。ただ一部の企業からは「消費マインドの落ち込み」や「駆け込み需要の反動減」を懸念する声も聞かれ、根強い警戒心もうかがわせた。
「企業努力で対応」
消費税増税が会社の業績に与える影響については、59%の企業が「軽微」と回答した。「一定期間は駆け込み需要の反動を見込んでいるが、中長期的に見れば影響はない」(電機)というのがその理由だ。また、「(影響は)大きいと想定されるが、新商品や新サービスのタイムリーな投入で乗り切る」(小売り)と、企業努力で対応できるとの声もあった。