そうして実現した首脳会談。首相は会談後、「未来志向の日韓関係を発展させる第一歩にしたい」と語った。周辺には安堵(あんど)の表情で「最後は握手してよかった」と漏らした。
確かに今回の3カ国首脳会談は日韓関係修復へのキックオフとなった。4月中旬には両国の局長級協議が始まる。だが、最大の対立点である歴史認識で折り合うことは厳しく、ゴールは限りなくおぼろげだといえそうだ。(ハーグ 水内茂幸/SANKEI EXPRESS)
《「悩む朴大統領」 国内向けに演出》
韓国メディアは3月26日、安倍晋三首相が日米韓首脳会談の冒頭、韓国語で朴槿恵(パク・クネ)大統領に話しかけた映像を流し、「韓国への配慮が感じられる」と伝える一方、朴大統領が「相づちも返事もしなかった」とも強調。「日本に対して穏やかならざる、われわれの心境を表したもの」と解説した。
朴大統領は、安倍首相に対し歴史認識問題で一方的に譲歩を求め続け、「対話のための対話はしない」と会談を拒否してきた。歴史認識問題という最重要テーマを棚上げして臨んだ今回の会談は、大統領にとって最初から評価できるものではなく重荷だった。