ウクライナの連邦化必要
G7は、ウクライナ問題でロシアと折り合いをつけるべきと筆者は考える。それは、ロシアを中国、イランとの連携に追いやることによる国際秩序に与える悪影響の方が、ウクライナ問題でG7がロシアと妥協するよりもはるかに大きいからだ。
焦眉の課題は、ロシア語を常用するウクライナ人とロシア人が多数派を占めるウクライナの東部と南部における国境線を維持することだ。そのためには、ウクライナ新政権のエスノクラシー(自民族至上主義)に歯止めをかけなくてはならない。欧米の政府とマスメディアは、ウクライナ西部のガリツィア地方に拠点を持つ、「自由党」の危険性を過小評価している。「自由党」は国際基準では、ネオナチに相当するような政治勢力だ。この点に関するロシアのマスメディアの報道は間違っていない。ウクライナで生じている事態をわれわれ日本人は等身大で見ることが重要と思う。