対話か強硬策か
今もテロが続くアフガンにとって、治安改善は喫緊の課題だ。対タリバン政策が鍵を握る。アフガン政府の和平交渉窓口となる「高等和平評議会」は2月、アラブ首長国連邦のドバイで、タリバン関係者と接触したと公表した。
報道によると、相手はかつてタリバン政権で財務相を務めたアガ・ジャン・ムタシム氏のグループで、評議会の発表では、対話継続で双方が一致したとしている。ただ、ムタシム氏がタリバンを代表できる立場なのかは懐疑的な見方が強い。タリバンはつながりを否定しており、タリバンとして政府側と接触したこともないとの立場を変えていない。
タリバンは現政権を「米国の手先」と見なしてきた。大統領選でも「新大統領は米国によって既に決められている」と非難を強めている。対話か、強硬策か-。いずれの候補が大統領に選ばれても、和平実現には難しいかじ取りを強いられる。