治安維持に不安
タリバンは3月10日、報道各社に声明を送って大統領選の妨害を宣言し、テロ攻撃を予告した。これと前後して治安は悪化。(3月)20日に東部ジャララバードの警察署が襲撃され11人が死亡したほか、カブールの高級ホテルではフランス通信(AFP)記者や子供ら9人が殺害された。選挙管理委員会への攻撃も繰り返している。
2001年の政権崩壊後に弱体化したタリバンだが、徐々に力を盛り返している。元情報機関職員のジャウェド・コヒスタニ氏は「(タリバン復権は)一貫した強硬姿勢を示せていない政府にも責任がある」と指摘。テロ容疑者と米側がみる収容者を釈放するなど懐柔策を続けたカルザイ氏の姿勢を批判している。
今後の治安維持を担うアフガン国軍トップのカリミ参謀長は「国軍は急速に成長しており、私は楽観的だ」と自信を見せるが、米軍など国際部隊の撤退を不安視する声は根強い。主要候補は駐留継続が不可欠との認識で一致している。(共同/SANKEI EXPRESS)