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「なにわの伝統野菜」復活(下) 収穫の喜び 次代へ伝えていく (2/5ページ)

2014.4.6 15:35

慣れた様子で畝を作る「楽畑(らくはた)」の橋爪秀博さん=2013(平成25)年10月12日、大阪府堺市(関西大学_有志学生記者撮影)

慣れた様子で畝を作る「楽畑(らくはた)」の橋爪秀博さん=2013(平成25)年10月12日、大阪府堺市(関西大学_有志学生記者撮影)【拡大】

  • 吹田慈姑(すいたくわい)の栽培には、水やりが欠かせない=2013(平成25)年10月12日、大阪府吹田市(関西大学_有志学生記者撮影)

 お菓子に変身

 「なにわの伝統野菜」を生かした新しい名物も生まれている。大阪市阿倍野区の豊下製菓は「なにわの伝統飴(あめ)野菜」を製造している。もともと大阪は飴づくりが盛んで、豊下製菓も明治5年創業の老舗。まさに伝統の野菜と飴のコラボレーションだ。

 飴作りは、豊下正良社長が2000年に開催された伝統野菜の収穫イベントに参加したのがきっかけ。幼い頃に食べていた天王寺蕪(かぶら)を再び食べ、飴に使ってみようと試作を開始。02年には田辺大根、勝間南瓜(こつまなんきん)など7種類の伝統野菜を使った「なにわの伝統飴野菜」を発売し、現在は9種類まで増えた。

 飴は一つ一つ手作り。野菜の汁を搾り、砂糖と水飴を煮詰めたものに加える。味はもちろん、色や形も伝統野菜そのものに見えるよう細工されている。「飴づくりが伝統野菜復活の支えになれば」と、豊下社長。

 飴だけでなく、勝間南瓜のもなかや毛馬胡瓜(けまきゅうり)のゼリーも売り出した。お菓子に生まれ変わった伝統野菜を味わってほしい。

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