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東日本大震災とSNS(下) 「e-じゃん掛川」 住民が情報発信 (1/4ページ)

2014.3.18 19:05

静岡県掛川市では、東日本大震災の発生前から災害時の備えとして先進的にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を取り入れている=2013(平成25)年12月12日(神田外語大学、有志学生記者撮影)

静岡県掛川市では、東日本大震災の発生前から災害時の備えとして先進的にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を取り入れている=2013(平成25)年12月12日(神田外語大学、有志学生記者撮影)【拡大】

  • サイト「e-じゃん掛川」の取り組みについて話す静岡県掛川市IT政策課の鈴木健二さん=2013(平成25)年12月12日、静岡県掛川市(神田外語大学、有志学生記者撮影)
  • 2013(平成25)年9月1日の防災の日に静岡県で南海トラフ地震を想定して行われた総合防災訓練=静岡県富士市(産経新聞_廣池慶一撮影)

 【Campus新聞】

 東日本大震災の前から、災害時の備えの一環として、SNSを取り入れている自治体がある。静岡県掛川市だ。

 掛川市では2006年に「e-じゃん掛川」というサイトを立ち上げた。地域住民が必要とする情報を効果的に発信し、街づくりに役立てることが目的だった。登録すれば、自ら情報発信をすることもできる。画面を開くと、地域のイベントや学校の給食の献立、さらには不審者情報まで、幅広いジャンルの情報が紹介されている。

 災害時にこのサイトは「災害モード」に切り替わる。トップページ左上に「災害情報配信中」の文字が表示され、「災害コミュニティ」というページで、利用者自らが危険箇所などの情報を発信できるようになる。

 危険箇所、不足物資…

 「8時45分 大阪付近 信号機停止。通行注意」

 「9時7分 城北町2丁目で震災による火災が3箇所発生」

 昨年(2013年)12月1日に行われた地域防災訓練でも、市内各地の被害を想定した175件の情報が発信された。

課題は認知度UP

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