静岡県掛川市では、東日本大震災の発生前から災害時の備えとして先進的にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を取り入れている=2013(平成25)年12月12日(神田外語大学、有志学生記者撮影)【拡大】
私たちは、掛川市で「e-じゃん掛川」の利用状況について取材した。その結果、「知っているけど使ったことはない」や「登録しているが利用はしていない」といった声が数人確認できただけだった。
20代の女性は「そんな取り組みがあったなんて知りませんでした」と話した。50代の男性は「今ですらほとんど活用していないから、実際に震災が来た時に使うことはないだろうね。これから地域の人にもっと知ってもらわないと役立たないのでは」と指摘した。
地域住民の情報共有のツールとしての有効性は高いだけに、認知度を高め、参加者を増やしていくことが課題といえそうだ。(今週のリポーター:神田外語大 有志学生記者/SANKEI EXPRESS)