サイトマップ RSS

「新章」に突入する金融政策 (4/4ページ)

2014.4.8 11:05

 一方で、やはりタカ派のセントルイス連銀のジェームズ・ブラード総裁(53)は「民間調査でも(議長と)同様の(早期利上げ)予想が示されている。議長はそれを繰り返しただけだと思う」と指摘。市場は来春のゼロ金利解除も視野にあり、イエレン氏の発言自体に違和感はないとの見方を示している。

 当のイエレン氏は3月末の講演で、ゼロ金利解除の見通しについて直接の言及は避けながらも、「多くの国民にはまだ景気後退のように感じられている」と述べ、引き続き緩和的な金融政策で米景気を支える姿勢をにじませた。自身の発言の余波に慎重になったともとれる。

 ただ、量的緩和縮小の次の金融政策の転換点としてゼロ金利解除が焦点になってきたのは確か。ある米銀エコノミストも「FRB内で議論が今後加速する」と指摘している。(ワシントン支局 柿内公輔(かきうち・こうすけ)/SANKEI EXPRESS

産経デジタルサービス

産経アプリスタ

アプリやスマホの情報・レビューが満載。オススメアプリやiPhone・Androidの使いこなし術も楽しめます。

産経オンライン英会話

90%以上の受講生が継続。ISO認証取得で安心品質のマンツーマン英会話が毎日受講できて月5980円!《体験2回無料》

サイクリスト

ツール・ド・フランスから自転車通勤、ロードバイク試乗記まで、サイクリングのあらゆる楽しみを届けます。

ソナエ

自分らしく人生を仕上げる終活情報を提供。お墓のご相談には「産経ソナエ終活センター」が親身に対応します。

ページ先頭へ