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見えぬ未来に不安「でも前を向く」 伊豆大島土石流災害 あす半年 (2/5ページ)

2014.4.15 09:10

土石流で大きな被害に遭い、家を失った被災者らが住む仮設住宅=2014年4月14日午後、東京都大島町(蔵賢斗撮影)

土石流で大きな被害に遭い、家を失った被災者らが住む仮設住宅=2014年4月14日午後、東京都大島町(蔵賢斗撮影)【拡大】

  • 土砂崩れ被害の大きい地域=2013年10月16日、東京都大島町(大島)
  • 東京都大島町(大島)

 同居していた長男は、民宿の再建に向け努力を続けている。「近くの公営住宅に住んで、民宿が忙しいときだけ手伝いに行こうと思う」。災害は家族の分断も生みかねない。

 見えない未来に不安を抱える被災者らも多い。仮設住宅の入居期限は2年で2016年1月には、自宅の再建や公営住宅の入居を決断しなければならない。

 町は砂防ダムの拡張工事などの計画は進めているが、工事に伴う住宅や店舗の移転対象などは定まっていない。元町地区の自宅が全壊し、仮設住宅で夫と暮らす会社員の須田由美さん(46)は「元の場所で住めるのか、住めないのか。早く結論を出してほしい」と訴える。

 役所に頼ってばかりでは…

 それでも前を見据える被災者らもいる。元町地区の自宅が壊れた無職の藤井勝夫さん(87)は、妻のセンさん(86)と公営住宅への入居の希望を決めた。

 雨が降る度に気が重くなり、自宅のあった場所には立ち寄らないようにしている。今年3月には自宅を解体した。「もう年なので、安心して落ち着ける環境で静かに暮らしたいです」。藤井さんは語る。

日課のがれき拾い これからも続ける

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