ただ、気象庁と東京都は土砂災害後、大島町での土砂災害警戒情報や大雨警報、注意報の発表基準を通常より引き下げており、梅雨や台風の時期に入れば避難勧告が何度も出される可能性がある。防災対策室は「『オオカミ少年』じゃないが、住民が慣れて避難しなくなってしまう恐れもある」と懸念している。(SANKEI EXPRESS)
■伊豆大島土石流災害 昨年(2013年)10月16日未明、台風26号に伴う大雨により島西部の山肌が崩れ、大規模な土石流が発生した。土砂は、ふもとの大島町中心部にも達し、多くの民家などを押し流した。建物被害は399棟(うち住宅は153棟)に上り、36人が死亡、3人が行方不明となった。廃校となった小学校校庭に仮設住宅が建設され、現在も31世帯69人が暮らしている。この土石流災害をめぐっては、気象庁が大雨への警戒を呼びかけていたが、川島理史町長や副町長は出張で島外に出ていたがすぐに戻らず、避難勧告を出さなかったことなど、町の対応も問題視された。